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メールマガジン Top Eye Vol.442

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福島会計事務所 メールマガジン Top Eye Vol.442

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ H29. 11. 13 ━━

◆ 今号の目次 ◆

【1】「スマホでの確定申告」本橋 

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【1】「スマホでの確定申告」本橋 

11月1日に政府税制調査会から興味深い方針が示されました。
2019年の1月から、スマートフォンを利用して確定申告できるようにする
というものです。

携帯電話からスマートフォンへ移行しつつある中で、
確定申告がスマホ上で出来るというのは実にありがたいことですね。

現在でも電子申告という制度は存在しますが、
電子証明書の発行やカードリーダーを準備しなければならず、
利用するまでの手続きが面倒なため、利用しない納税者も多かったからです。

ただ、以前報道されていた内容と微妙にニュアンスが異なるため、ご紹介します。


まず、今年の7月に日本経済新聞で以下のような内容が報道されました。

「電子納税しやすく 国税庁、証明書や専用機器不要に」
国税庁は2019年をめどにインターネットで電子申告・納税しやすくする。
今の電子申告では本人確認のための読み取り機器やマイナンバーカードなどの
電子証明書が必要だが、税務署でいちど本人確認すればIDとパスワードで
認証できるようにする。
海外に比べ普及が遅れる電子申告・納税を広げるため。
(中略)
新しい方式では、ICカードリーダーやマイナンバーカードなどの
電子証明書が要らなくなる。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H2B_V10C17A7MM8000/



医療費控除などニーズが高いものの手続きが面倒で納税者が申告を諦めてしまう
ケースもあります。

そのため、税務署で本人確認さえできれば、専用のカードリーダーを購入したり、
人気がなくあまり普及していないマイナンバーカードを用意することもありません。

PCやスマホで電子申告・納税が可能になれば、これほど素晴らしいものはないですね。


しかし、冒頭で申し上げた発表後の報道は以下のようになります。

「スマホで確定申告可能に 国税庁、iPhone非対応」
マイナンバーカードと、このカードの情報を読み取れる機能がついたスマホの普及を
見据え、現在の申告システムを刷新する。
(中略)
スマホでマイナンバーカードを読み取り、電子証明書を取得することで
ネット上で申告できるようにする。
(中略)
現在、マイナンバーカードの読み取り機能があるスマホは十数機種。
米アップルのiPhoneは対応していない。
マイナンバーカードも普及率は10%にも満たない。
国税庁や総務省はカード読み取りができるスマホの普及をメーカーに求めていく。


https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22970520R01C17A1MM0000/


7月に報道された内容と全く異なりますね。

10月31日の報道にもあるように、これらはマイナンバーカードを普及させたい
総務省の意向も絡んでいそうです。

「マイナンバー背水の陣 利便性とお得感、普及のカギ」
政府がマイナンバー浸透へ捲土(けんど)重来を期す。
11月から自治体との間で個人情報のやりとりを始め、いよいよ本格運用に乗り出す。
12桁の個人番号で社会保障や税の行政事務を効率化する。
ただ度重なるシステム障害で国民の信頼を失い、本人確認のためのカード取得は一向
に進んでいない。
政府は背水の陣を敷き、カードの用途拡大に突き進んでいる。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22906010R31C17A0EA1000/


特に、今回発表された内容では、iPhoneは非対応という点です。
さらには、現状でも対応している機種がシャープ、富士通、ソニーの3メーカーしか
ないそうです。

マイナンバーカード対応スマホを新たに準備しなければ使えないようなシステムに
なってしまうと、本来の目的である申告・納税の推進とは程遠いですね。

総務省としては、住基カードの二の舞にならないよう、
是が非でもマイナンバーカードが利用される機会を作りたいのでしょう。

気持ちは良く理解できます。

当面はふるさと納税や医療費の還付申告のみに限定し、
段階的に範囲を広げるという報道もあるようです。

2019年までにより議論され、明確な方向性を示してほしいところです。

本橋 

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■■ 編集後記
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今日の朝も寒かったですね。
東京は夜には雨になり、気温も急降下するかもしれないとのことです。
体調を崩されている方も多いようです。
体調管理には気をつけたいですね。

土曜日は私の大学ゼミのOB会でした。

1年に1度開催されていますが、
先輩方や同期、後輩と話が出来る機会があるというのは
とてもありがたいことです。

会計業界に勤めている方が多いですが、様々な場所で活躍されている方と
お話でき、とても有意義な時間でした。
また来年が楽しみです。

本橋
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2017-11-13 月 | Category : メールマガジン