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メールマガジン Top Eye Vol.431

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福島会計事務所 メールマガジン Top Eye Vol.431

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ H29. 08. 28 ━━ ◆ 今号の目次 ◆

【1】「個人型確定拠出年金について」甲斐 昭彦

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【1】「個人型確定拠出年金について」甲斐 昭彦

最近CMでも盛んに取り上げられている個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)。
iDeCo(イデコ)とは、個人で任意に入れる年金制度のことです。

国民年金を1階部分とすると、厚生年金が2階部分となるので、iDeCoは3階部分の年金というイメ-ジです。
これまでの確定拠出年金制度は、自営業者や企業年金のない会社員向けの制度でしたが、


2017年より新たにiDeCoという名称が使われ誰でも加入できるようになり、
厚生労働省や取扱金融機関、マスコミ等の告知で一気に広まっています。

iDeCoは、自分名義の年金口座に、自分が希望する掛金を毎月積み立て、
自分で指定した商品(定期預金、保険、投資信託等)で運用することで老後の資産を形成するシステムです。

最近iDeCoが一気に注目されているのですが、その理由について主なメリットとデメリットの観点から見てみます。

[メリット]

①掛金全額が所得控除の対象となります。
つまり、毎年ほぼ掛金に個人の税率を掛けた分だけの所得税と住民税の控除が受けられることになるのです。
これらの控除は、個人型確定拠出年金に加入して積み立てただけで増えたお金だと
考えることができるので一般的な投資商品と比較しても高い運用率と言えます。

②運用で得た利益は非課税となる
個人型確定拠出年金は元本保証のある定期預金と、
元本保証はないが比較的安定性のある資産運用方法「投資信託」を選ぶことができます。


通常、投資信託で得た利益に対しては20.315%の税金がかかりますが、
確定拠出年金で運用した投資信託に関しては税金がかかりません。
つまり、複利効果が高いという事になり、この点でも普通に投資信託を購入するより優遇されているのです。

③受け取る時には非課税か控除を受けられる
個人型確定拠出年金を60歳以上で受け取る場合、
一時金として一括で受け取るか、年金として受け取るかの選択が出来ます。
一時金として受取る場合は「退職所得控除」が適用され、
年金として受取る場合は「公的年金等控除」が適用されるので税制的にも優遇されています。
つまり、入口(掛金の支払時)にも出口(受け取り時)にも優遇措置が設けられているのです。

④運用する金融商品を何度でも変更可能
個人型確定拠出年金で運用する投資信託は何度でも売買が可能です。
例えば、運用している投資信託が右肩下がりで運用成績があまりよくない場合、
売却して運用成績のよい投資信託に買い直すこともできます。

⑤本人が死んでも遺族が受け取れる
個人型確定拠出年金は自分の老後のためのお金ですが、積み立てたお金は「ゼロ」にはなりません。
この場合、死亡一時金として遺族が受け取れます。

その他、万が一、自己破産しても受給資格は残る事や、転職等の際にも年金資産の持ち運びができるなどのメリットがあります。

[デメリット]

①原則60歳になるまで引き出し不能
通算加入期間が10年未満だと更に受給年度が引き上げられます。

②手数料がかかる
1、国民年金基金連合会に支払う手数料(年間1,236円)
2、金融機関の運営管理機関手数料(各行で差がある)
3、事務委託先金融機関手数料(年間768円)

③途中解約が出来ない
年金制度なので、少なくとも任意で脱退することはできません。
掛金の変更や、積立の停止は可能です。

④投資信託で運用した場合、運用損が出ることもある

紙面には書ききれなかったのですが、実際には、掛金限度額や通算加入期間などの注意点があったり、
加入する金融機関によって手数料などのコストにも差があり、個別の判断が必要となります。

個人で退職金の準備や年金の準備、はじめての投資の手段として活用するには良い制度だと思います。

検討の際には、各担当までご連絡をお待ちしています。

甲斐 昭彦

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■■ 編集後記
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私は大学時代にとんかつ屋さんでアルバイトをしていました。
水道橋にある「かつ吉」というお店です。
サービス業とは何かについて教えていただき、
今でも店長や社員さんに可愛がっていただいています。

それ以来、私はとんかつが大好きなのですが、
先日はその「かつ吉」から社員さんが小川町に独立されたので、お邪魔してきました。

とんかつはもちろん、おつまみから日本酒、焼酎までどれも美味しかったです。
またお邪魔したいと思います。

本橋

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2017-08-28 月 | Category : メールマガジン