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メールマガジン Top Eye Vol.380

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福島会計事務所 メールマガジン Top Eye Vol.380

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ H28. 08. 15 ━━
◆ 今号の目次 ◆

【1】【行政不服審判制度の改正】 宮元
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【1】【行政不服審判制度の改正】 宮元

突然ですが、皆様は「国税通則法」という法律をご存知でしょうか。

国税通則法とは、国税(国が課税する税金で、主なものに所得税・法人税・消費税・相続税などが挙げられます)
に関する共通ルールを定めた、いわば税法の法体系を取りまとめている法律です。

今回、ご紹介させていただくのは、その国税通則法の中にある行政不服審査法に定められている
「行政不服審査制度」が改正されたという内容です。

行政不服審判制度は平成26年に改正され、平成28年4月から施行されています。

国及び地方公共団体が行う行政手続きに関して、個人はもちろん、会社も含めて多くの場面において、
我々は法律による影響を受けています。
例えば、
①飲食店を開業するために、営業許可の申請をして許可を得る。
②自分の両親に関する介護保険の申請に関して認定を受ける。
③個人の住民税額が毎年計算され、通知されてくる。

このように、我々の日常生活の中で行政処分を受けるという場面はとても身近な存在ではないでしょうか。

ただ、時には国の様々な処分に対して納得できないという場面もあるはずです。
そのため、我々国民には、国の下した処分に対して納得ができないことを主張できる権利が法律で保障されています。
この権利を「不服申し立て」といい、この制度は「行政不服審判制度」と呼ばれます。

裁判で訴えるという手法もありますが、実際に裁判所へ行き、手続きも煩雑で時間と費用を費やすことになるため、
現実的ではありません。

それに比べて行政不服審判制度では書面によって不服申し立てを行うことができるため、
裁判に比べると時間と手間が省けるというメリットがあります。
費用も書面郵送時の切手ぐらいでしょう。

総務省が公表している「平成26年度における行政不服審査法等の施行状況に関する調査結果」では
行政不服審査の受付状況は国と地方公共団体合わせて約10万件超となっている統計結果が発表されています。

今回ご紹介させていただく制度の具体的な改正内容について、大きく分けて2つあります。
以下簡単にご説明させていただきます。

(1) 不服申立前置の見直し
税務署長が行った処分に不服がある場合には、納税者の選択により、税務署長などに対する「異議申立て」を行わずに、
直接、国税不服審判所長に対する「審査請求」を行うことができるようになりました。
なお、税務署長への「異議申立て」については、その名称が「再調査の請求」に変わります。

従来は、1段階目で税務署長へ異議申し立てをして、
それが認められた場合に2段階目として初めて国税不服審判所長へ審査請求ができましたが、
現実問題として、税務署長への異議申し立てが認められるケースは全体の1割にも満たないのが実情でした。
そういった意味からも、税務署長への異議申し立てをせずに直接、国税不服審判所長へ
審査請求を行えることになったのは納税者にとって非常に大きな改正点と言えます。

(2) 不服申立期間の延長
不服申立てができる期間が、処分があったことを知った日の翌日から「3か月以内」に延長されました。
従来は2か月以内だったため、審査請求できる期間が1か月延長されたことになります。

これらの制度改正は、平成28年4月1日以後に行われた行政処分についての不服申立てについて適用されます。

税金だけに限らず、この不服申し立て制度は社会保険制度、生活保護関連、医療、・介護制度など様々な場面で適用されるため、
少しでも国の処分に不服がある場合には、
積極的に異議申し立てをすることを検討してみるというのも個人的には良いと思います。
不透明な行政処分に対して何か疑問点があれば、どんな些細なことでも、国の行政機関(税務署、市役所等)へ
直接説明を求めることも非常に重要だと思います。

これからの時代、国の言いなりになるのではなく、
今まで以上に「自分の身は自分で守るべき」という意識を強く持つ必要があるのではないでしょうか。

【参考HP:国税不服審判所「不服申立制度の改正の概要」】
http://www.kfs.go.jp/system/kaisei_gaiyo.html


宮元 

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■■ 編集後記
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先週は税理士試験がありました。
受験した所員は少しほっとする時期になります。
また9月から来年に向けて動き出していかなければなりません。
私は反省することばかりでしたが、今一度初心に戻って頑張ります。

さて、今はリオデジャネイロオリンピックでの盛り上がりがすごいですね。
本日までで、日本はかなりのメダルを獲得しており、
4年後の東京オリンピックも期待したいです。

頑張っている選手たちを観て、勇気をもらっています。
寝不足の日々が続きますが、私も一緒に応援します!


本橋

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2016-08-15 月 | Category : メールマガジン