人種問題、貧富の差がもたらす改悪
アメリカの大統領選挙は、
一応バイデン候補者が過半数以上を獲得しました。
しかし、世界最先進国のアメリカの大統領選挙が、
未だに「選挙人」が存在する古い選挙制度のままであることを
今回の選挙で知りました。
恥ずかしながら、アメリカ大統領選挙で
「選挙人」という言葉は知っていましたが、
具体的な事は今回の選挙で初めて知りました。
また、片方が「敗北宣言」をするまで決まらない、
とは前近代的ですよね。
トランプ氏の問題ある言動は前回の大統領選挙でも明らかでしたが、
それでも当選し、今回も前評判を覆し接戦まで持ち込んだことに、
アメリカ国民の思いの複雑さを感じます。
また、候補者の選挙演説集会に出席し、
熱狂的に応援する人々を不思議な目で見ていました。
武装した民間人も居ましたね。
拳銃が売れているそうで、今後もさらなる混乱を想像させられます。
人種問題、貧富の差がもたらす分断については、
アメリカだけの問題ではなく、いずれヨーロッパでも起きそうな気がします。
現在も経済構造の変化が進んでおり、それが貧富の差をもたらしている訳ですが、
過去を見ても貧富の差が開いてくると、いずれ社会システムの変化をもたらします。
その変化はある人にとっては改善であっても、
ある人にとっては改悪です。
福島 康晴
2020-11-09 月 | Category : 所長のブログ