スポーツ界の問題
北京冬季オリンピックも終わりましたね。
私は日本は予想以上にメダルを取ったと思います。
特に高木美帆選手の活躍は他国選手と比較しても、目を見張るものがありました。
しかし、ワリエワ選手のドーピング問題の波紋が大きすぎて、
このオリンピックにとても残念な印象が残ってしまいました。(あくまでも私個人の意見です)
ワリエワ選手はこのドーピング問題の犠牲者であることは明白ですよね。
15歳の少女の心を傷つけ、彼女の今後の人生を台無しにした可能性が大です。
過去にも多くのドーピング発覚によりメダル剥奪がありましたが、15歳という低年齢は他に知りません。
これも、スポーツはお金になる、しかも大金が動くことの弊害です。
ロシアが国としての参加が出来なかったことの理由がドーピング問題であったにもかかわらず、
15歳の少女を取り囲むスタッフによって引き起こされた(と個人的には確信しています)今回の事件は、
ロシアのスポーツ界の問題の奥深さを想像させます。
昔も東ドイツの女子水泳陣が同じように、組織ぐるみでステロイド等を摂取し、
筋肉隆々の男勝りの体系でメダルの荒稼ぎをしました。
アメリカでもベン・ジョンソンのドーピングがありました。
発覚こそしなかったけど、明らかに違反していたに違いない体系の女子100m選手は、
若死にしてしまいました。
薬物の使用による身体能力の向上は、そんな最悪の結果を招くにもかかわらず、
今後も新しい薬とドーピング検査のいたちごっこが続くことでしょう。
福島 康晴
2022-02-21 月 | Category : 所長のブログ