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足るを知る

一人目の子供を亡くし、その後、二人の知的障害を持った子供達を授かって教えられたことは、「物は考えようである」ということです。
せっかく健常児で生まれてきても、犯罪を犯す子供に比べたらまだ良い方です。

ウチの子供達に大きな欲は無いので、欲をかなえられないことで彼女達が悲しむこともありません。

子供達の悩みや不満は、健常者にとっては取るに足らない事ばかり。

28歳や22歳の娘であれば普通は親元を離れていきます。
特に父親には近づかないでしょう。

うちの子供達は、いくつになっても小学高低学年ですから、お父さんのことが大好きです。

普段はケーブルテレビのマンガやゲームがあれば幸せです。
二人とも女の子なので、仲よく遊ぶことができることにも助かりました。

性別が違ったり、一人だけが健常者だった場合には、こうはいきません。
話が合わなくなりますからお互い一人ボッチになってしまいます。

福島家は、いつも妻と子供たちの家族4人一緒で遊園地やカラオケ、夏の海水浴、映画、温泉に行きます。
私は子供達との関わりの中で「足るを知る」ことの大事さを教えてもらいました。

私たち家族は決して不幸ではありません。
これは強がりでも何でもなく、私の本心です。

福島 康晴

2015-03-30 月 | Category : 所長のブログ